2018年11月10日に、東京農業大学世田谷キャンパス百周年記念講堂で「全国土の会30周年記念大会」を開催しました。その折り、31年目以降の全国大会では、規模を縮小してセレモニー的全国大会からテーマを絞った技術研修会的全国大会とすることにしました。
その第一弾として、2019年11月6日, 7日に栃木県宇都宮市と鹿沼市において「第31回全国土の会栃木大会」を開催しました。今大会では、などを共同開発してきた鹿沼園芸用土事業協同組合(G-Better)の15周年記念大会を兼ねて、「全国土の会」と「鹿沼園芸用土事業協同組合(G-Better)」の共同開催となりました。
11月6日13時、宇都宮市のホテルニューイタヤに於いて、G-Better佐藤副代表理事の総合司会と瓦井副代表理事の開会の辞で大会が開会し、全国土の会後藤 逸男会長とG-Better 中村 國司代表理事による主催者挨拶に続き、来賓を代表して福田富一栃木県知事から祝辞が述べられました。
今大会のテーマは、土壌改良資材の代表格ゼオライトでした。そこで、全国土の会後藤 逸男会長による「育苗培土で土づくり-鹿沼土・ゼオライト培土開発秘話-」と題した講演が行われました。その後、休憩を挟んで、技術報告その1として、G-Better の大垣智宏さんによる「鹿沼土と共に-鹿沼土の製造・特性・用途-」、大森一正さんによる「勝太郎と共に-G-Better15 年の歩み-」、技術報告2として、全国土の会賛助会員であるジークライト(株)の武山芳行さんと日東粉化商事(株)の藤野正志さんによる「天然ゼオライトの資源と活用状況」と題する発表が行われました。
「全国土の会」の支部組織である「地域土の会」は、これまで20でしたが、今大会で2支部が名乗りを上げました。「中日本土の会」と「栃木獺祭土の会」です。「中日本土の会」は、この数年間休止状態でしたが、愛知県稲沢市の肥料商(株)鈴京の鈴木さんが事務局となり復活しました。「栃木獺祭土の会」は、栃木県内で酒米「山田錦」を栽培し、獺祭の醸造元である旭酒造へ出荷するグループです。
17:30、G-Better のメンバーで、全国土の会皆勤31回となる笹野無生樹さんの閉会の辞で大会を終えました。
18時より、同ホテルで情報交換会が開催されました。先ず、主催者の全国土の会の加藤 浩副会長(埼玉土の会会長)とG-Betterの瓦井勝之副代表理事から挨拶があり、続いて、G-G-Better設立でお世話になった鹿沼商工会議所の入江史朗専務理事から祝辞が述べられました。全国土の会の常連会員である福島県伊達市の八巻正好さんによる乾杯で宴会が始まりました。その後、全国野菜園芸技術研究会(全野研)の渋谷忠宏会長と、ふらの土の会の中山慎一会長による締めで閉会しました。
翌11月7日には、参加者84名が大型バス2台に分乗して現地研修会が開催されました。