2020 年 8 月 23 日

全国土の会会員 各位

全国土の会 会長
東京農業大学 名誉教授
後藤 逸男

「第 32 回全国土の会全国大会」開催中止のお知らせ

 6 月には新型コロナウイルス感染収束かと思われましたが、このところの全国各地への再拡大は驚くべきところです。皆様方には、くれぐれもお気をつけ下さい。

 「第 32 回全国土の会全国大会」について、当初の計画では 2020 年 11 月前後に東京農業大学横井講堂で開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で 4 月から東京農業大学のキャンパス封鎖が続き、7 月末には年度内のキャンパス内施設の貸し出しが停止されました。また、全国大会では、その名の通り全国各地から皆様に参集頂くわけですので、東京農業大学以外の会場で開催するにしても新型コロナウイルス感染拡大が収束しない限り、開催は困難と判断せざるを得ません。全国大会に替わるイベントとしては「オンライン全国大会」も考えられますが、全ての会員のインターネット環境が整っているわけではありません。そのような状況ですので、「第 32 回全国土の会全国大会」の本年度の開催を中止とさせて頂きます。

 全国大会の開催中止により、会員の皆様方には土と肥料の基礎を学んで頂く機会、賛助会員各位には商品やカタログ展示などの機会がなくなってしまいます。そこで、会員の皆様が読んで学べる土と肥料のテキストを作成し、本年度登録頂いた会員の皆様に配付したいと考えています。また、そのテキストの巻末には賛助会員各位の広告を入れさせて頂きます。賛助会員の皆様には、広告掲載に関して改めてメールにてお知らせします。

 また、土壌診断分析結果に関する質問や、それに基づいた施肥管理(処方箋)に関する相談、その他土づくりや土壌改良資材などに関する質問・問い合わせなどにつきましては、電話あるいはメールで受け付けていますので、ご利用下さい。

【2020 年上半期 活動報告】

 全国土の会会員の皆様方には、4 月に会員登録更新のご案内を差し上げましたところ、多くの皆様方には更新頂き、ありがとうございました。なお、未更新の方にはその旨のお知らせメモを同封していますので、手続をよろしくお願い致します。
 本年 4 月以降の「全国土の会」とその事務局である「東京農大発(株)全国土の会」の活動状況を報告させて頂きます。首都圏を中心とする「緊急事態宣言」発出に伴い、「東京農大発(株)全国土の会」の拠点である東京農業大学世田谷キャンパスが閉鎖されて、4 月 10 日(金)から大幅な入構制限が行われ、荷物の受取ができなくなりました。そのため、土壌診断分析の受付を一時的に中断せざるを得なくなりました。この間、会員の皆様方にはご迷惑をおかけしましたが、5 月の連休明けには制限が緩和されたため受付を再開し、その後現在まで従来通りの順調な分析を進めています。

【支部活動(地域土の会)について】

 「全国土の会」の支部組織であります「地域土の会」の活動ですが、6 月 23 日に「ふくしま土の会」設立総会が福島市で開催され、全国で 23 番目の「地域土の会」となりました。すでに、昨年 11 月の「第 31 回全国土の会栃木大会」で産声を上げた「中日本土の会」ですが、新型コロナウイルスの影響で設立総会・研修会の延期状態が続いています。
 「埼玉土の会」では、毎年 8 月に総会・研修会を深谷市で開催してきましたが、本年度は総会のみとして、研修会は新型コロナウイルスの状況を注視しながら年度内の開催を予定しています。
 「ふらの土の会」では、例年は道外からの参加もある土壌診断調査は、今年はふらの土の会会員、道内関係者で 8 月末、10 月に実施します。また、土壌診断分析結果を会員で検討する「土壌診断裁判」と総会は 1 月開催に向けて準備する予定です。

【会員用ページについて】

 8 月 24 日より「全国土の会」ホームページの「会員用ページ」のパスワードを別紙のとおり更新します。この「会員のページ」には、新聞や雑誌記事などを掲載していますので、ご利用下さい。

 それでは、今後もよろしくお願い致します。