あけまして、おめでとうございます。
昨年11月19日には、東京農業大学国際センター榎本ホールで「第35回全国土の会全国大会」を開催しました。Web参加42名を含めて200名の方に参加頂き、お陰様で盛会裏に終えることができました。
平成元年に農家のための土と肥料の研究会として立ち上げた「全国土の会」ですが、今年の10月で37年目を迎えます。また、「全国土の会」と「土壌診断分析研究会」の事務局を主な業務として東京農大世田谷キャンパス内に起業した「東京農大発(株)全国土の会」が今年4月でちょうど10年となります。皆様方のご協力によりまして、どちらも円滑な活動を続けています。
世界情勢の変化に伴い、2022年秋より肥料価格が高騰しました。国はその対策として家畜排せつ物・下水汚泥・生ごみなどバイオマス資源の肥料利用を進めようとしていますが、それらは「全国土の会」が立ち上げ当初より掲げてきたスローガンそのものです。もうひとつのスローガンが土壌診断結果に基づいた土壌改良・施肥管理の実践です。2月にはJAふくしま未来に土壌分析センターが新設され、「全国土の会」と同じ手法による土壌診断分析が開始されます。
今後の「全国土の会」活動ですが、1月25日(土)にはJR名古屋駅前で「中日本土の会」、1月30日(木)・31日(金)には北海道富良野市で「ふらの土の会」主催の研修会が開催されます。どなたでも参加できますので、開催案内につきましては「全国土の会」のホームページをご覧下さい。また、11月12日(水)・13日(木)には、鹿児島市で「第36回全国土の会鹿児島大会」を開催します。詳細な案内と参加申込につきましては近日中にご案内しますが、先ずは大会案内の概要をご覧下さい。
それでは、本年も「全国土の会」の活動をよろしくお願い致します。
2025年1月
全国土の会 会長
東京農業大学 名誉教授
後藤 逸男