「土壌診断分析研究会」とは、迅速、高精度、安価で環境にやさしい土壌診断分析法を確立し、それを全国の土壌診断室に普及させることを目的として2012年に立ち上げた研究会です。立ち上げ以降、2019年まで毎年研究会参加分析機関による手合わせ分析とその結果を検討するための研究会を開催してきました。
2020年7月には、東京農業大学世田谷キャンパスで「第9回土壌診断分析研究会」を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止せざるを得なくなりました。そこで、例年の研究会に替わる活動として、台湾に本部が置かれている国際機関FFTC(Food and Fertilizer Technology Center for the Asian and Pacific Region)と台湾農業試験場(TARI)が実施する土壌分析のラボ間技能比較試験(Proficiency test)に参加することとして、土壌診断分析研究会から18の土壌診断室が台湾産土壌2点の手合わせ分析を行いました。
今年度の「第10回土壌診断分析研究会」につきましては、変則的になりましたが、9月に27の分析機関による土壌2点の手合わせ分析を行いました。その結果検討会を12月9日(木)13時~15時の日程で、Zoomによるオンライン形式で開催しました。

「第10回土壌診断分析研究会」の資料(抜粋版)を下記からダウンロードできます。