年度末から年度初めにかけて、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされています。一刻も早い収束を願うばかりです。
さて、農家のための土と肥料の研究会「全国土の会」と「土壌診断分析研究会」の事務局を主な業務として、2015年4月1日に(学)東京農業大学の大学発ベンチャー企業として起業した「東京農大発(株)全国土の会」がお陰様で6年目を迎えました。(学)東京農業大学との支援契約期間は5年間でしたが、さらに5年間の契約延長が認められました。
「東京農大発(株)全国土の会」では、「全国土の会」、「土壌診断分析研究会」における情報発信と会員交流を支える事務局としての業務の他に、次の3本柱からなる活動を実施してきました。

(1)「全国土の会」会員からの依頼による土壌診断分析:専門的かつ安定的に、会員への技術支援を実践。
(2)講演・研修会講師:全国各地行政機関やJA・全肥商連などからの依頼による講演会・研修会の講師を通じて土壌診断に基づいた健康な土づくりの普及・啓発。
(3)コンサルタント事業:民間企業とのタイアップによる新規肥料や土壌改良資材など農業資材の開発。

今後は、この3本柱に加え、大学発ベンチャー企業の果たすべき役割として、学内教員との共同研究を進めたいと考えています。東京農業大学の現役教員による最新研究と「全国土の会」の活動32年間で培ってきた技術とネットワークをドッキングさせ、東京農業大学の実学主義の理念を実践することを目指しています。具体的には、東京農業大学と各地の行政機関やJAなどとの総括連携協定がらみのプロジェクトが中心となります。その他に、昨年2019年のグッドデザイン賞を受賞した生ごみ肥料「みどりくんプロジェクト」もさらに発展させたいと思っていますが、それには教員だけではなく、学内事務組織の協力が欠かせません。

それでは、本年度もよろしくお願い致します。

 

2020年4月1日
東京農大発(株)全国土の会
代表取締役
東京農業大学 名誉教授
後藤 逸男