日頃は、「全国土の会」の活動に参加頂き、ありがとうございます。

新年度、2024年度が始まりました。
この10月で「全国土の会」は平成元年に立ち上げ後36年目を迎えます。
また、2015年4月1日に「全国土の会」や「土壌診断分析研究会」の事務局を主な業務として起業した「東京農大発(株)全国土の会」はちょうど10年目を迎えます。
これもひとえに「全国土の会」会員皆様方のご協力・ご支援のお陰です。改めまして、感謝申し上げます。

2021年秋からの肥料価格高騰により土壌診断の励行とそれに基づいた施肥管理、家畜糞堆肥や汚泥肥料、生ごみ肥料など国産肥料資源の活用が国策として推進されるに至りましたが、「全国土の会」では設立当初よりそれらを実践してきました。「全国土の会」にとっては、当たり前のことに過ぎません。
国産肥料資源と言えば、上記のようなバイオマス資源が主体のようですが、転炉スラグなどの鉄鋼スラグや最近注目されている溶融スラグ、発泡軽量コンクリート粉末(ALC)などの無機質資源も忘れてはいけません。
「全国土の会」では、農家のための土と肥料の研究会として、本年度も従来の活動を継続しますので、よろしくお願い致します。

次に、全国土の会ホームページの「会員用ページ」に新規情報を入れました。
日本農業新聞に2月21日から6回にわたり「土壌分析を読み解く」という記事が連載されました。それらの記事を読み解くと「土づくり」の基本が見えてきます。そこで、「日本農業新聞特集記事から読み解く「土づくり」として、「会員用ページ」に書き込みました。
会員の皆さんには、ぜひご一読頂きたく、ご案内します。

2024年4月1日

全国土の会 会長
東京農業大学 名誉教授
後藤 逸男