8月29日(金)15時より、「令和7年度埼玉土の会総会および夏期研修会」がJR高崎線岡部駅出口徒歩2 分の「美ゆき」で開催されました。
15時からの総会に続いて、15時40分から研修会が行われました。まず、後藤 逸男会長により『国内肥料資源を活用した「健康な土づくり」』と題する講演が行われ、その冒頭には1年間の「全国土の会」の活動が紹介されました。続いて、大村商事(株)の大村社長による「生ごみ肥料「みどりくん」の近況報告」が行われました。
最後に、今回の研修会の特別情報提供として、埼玉県下水道事業課嘱託の相崎万裕美さんから「下水道汚泥燃焼灰を原料に利用した混合堆肥複合肥料(クマムシくん)のご紹介」と題する報告がありました。令和6年4月に、埼玉県が荒川水循環センターで発生する下水汚泥燃焼灰を「菌体りん酸肥料」として登録したことにより、下水汚泥燃焼灰を肥料原料として利用できるようになりました。その後、埼玉県内肥料会社朝日アグリア(株)が燃焼灰肥料(荒川クマムシくん1号)を原料の1つとして混合堆肥複合肥料「クマムシくん888」を試験製造しました。現在、花き・植栽を対象に試験販売中です。
研修会終了後、同会場内で懇親会が開催され、和やかな雰囲気の中で閉会となりました。懇親会の最後には、日本野菜ソムリエ協会主催の「第3回全国いちご選手権」で最高金賞に選出された本庄市の久米原農園八代目久米原美幸さん(あまりん ~極~)が挨拶を行った。久米原美幸さんは、毎年収穫後に全国土の会の土壌診断分析を行い、その結果に基づいた施肥管理を行っている。

加藤会長挨拶

開会(司会は金井副会長)

後藤会長による講演

大村社長による「みどりくん」報告

相崎万裕美さんによる「クマムシくん」の情報提供

懇親会のようす

久米原美幸さんによる締めの挨拶

参加者集合