平成29年11月1,2日、高知市のザクラウンパレス新阪急高知に全国各地から250名が集結して「第29回全国土の会四国大会」が盛大に開催された。
 11月1日(水)13時、全国土の会賛助会員で(株)古田産業の古田信廣社長の総合司会で大会が始まり、高知日高村土の会の藤岡利幸会長による開会が宣言された。開会セレモニーでは、後藤逸男会長による主催者挨拶、高知県農業振興部の西本幸正副部長、JA全農高知県本部の濱口達也本部長による祝辞が続いた。その後、高知県農業振興部環境農業推進課の安岡由紀専門技術員による基調講演「高知県の施設土壌の実態と課題」、後藤逸男会長による講演「環境にやさしい農業へのチャレンジ2017」が行われた。30分間の休憩の間には、賛助会員による展示に参加者が殺到した。
 後半の部として、パネルディスカッション「実践、土壌診断分析に基づいた施肥管理(第二弾)」が行われ、「ふらの土の会」中山慎一会長、埼玉県会員の新井健一さん、「JAとぴあ浜松土の会」の高倉克弥さんから話題提供があり、その後総合討論が行われた。続いて、翌日の現地研修会会場となる高知県日高村のJAコスモス日高支所営農経済課の長山朋幸課長が「高知県日高村の高糖度トマト生産」を紹介した。その後、南国市の転炉スラグによるアブラナ科野菜根こぶ病対策実証畑のこれまでの経緯を高知県賛助会員で(株)古田産業の古田信廣社長が解説した。定刻の17:30に初日の大会を終了した。

 18:30より、会場を城西館に移して情報交換会が開催された。はじめに、「全国土の会」副会長で「埼玉土の会」の加藤 浩会長による主催者挨拶、日高村の戸梶眞幸村長による歓迎の挨拶が行われた。続いて、本大会の後援団体である(一社)全国肥料商連合会の西出邦雄常務理事による乾杯が発せられた。
約2時間後、埼玉県会員でJA全青協の飯野芳彦会長による第一の締め、続いて次回開催地となる「JA世田谷目黒土の会」の湯浅光男事務局長による第二の締めが行われ、情報交換会を終了した。

 翌日11月2日(木)には、120名が参加して現地研修会が行われた。午前中には高知県日高村のJAコスモス選果施設の見学とトマトハウス前で高糖度トマト栽培の解説を受けた。また、水田を借用して、土壌診断調査法と土壌試料採取法のデモンストレーションを行った。午後には、南国市内のアブラナ科野菜根こぶ病対策試験畑の視察を行った。

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