12月8日10時に参加者が福島県伊達市霊山町の国道115号線パーキングに集合し、10時半から飯舘村の菅野宗夫さんのハウスで土壌診断調査のデモンストレーションが行われた。このハウスは7年前に近くの山土を水田に客土嵩上げして造成し、ピーマンやキュウリが作付けられてきた。土壌診断調査ではJA全農福島農業技術センターの三浦吉則技術常任参与が試坑の作り方や土壌断面の見方・調べ方について解説した。
飯舘村内の「きまぐれ茶屋ちえこ」での昼食後、13時よりJAふくしま未来飯館総合支店2階の会議室で研修会を行った。
八巻正好会長の挨拶に続き、三浦吉則参与による「ふくしま土の会 土壌分析結果について -分析結果や減肥基準策定の取り組み-」と題する講演が行われた。この研修会に先立ち会員から依頼のあった土壌26点を農業技術センターで化学性の分析を行い、その結果が報告された。また、その後水稲・畑作物・野菜・花き・果樹土壌の減肥基準(案)が紹介された。
次に、福島県生産環境部環境・作物栄養科の菊池幹之科長による「県内水田土壌養分の実態」と題する講演が行われた。最後に、全国土の会後藤逸男会長による「肥料価格高騰に対する決めて」と題する講演が行われ、15時半に閉会した。土壌肥料の専門家3名による充実した「ふくしま土の会」研修会であった。
参加者集合(霊山パーキング)
土壌診断調査
八巻正好会長挨拶
三浦吉則参与による講演
菊池幹之科長による講演
後藤逸男会長による講演
全員集合
