新年あけまして、おめでとうございます。
 今年4月で東京農大を定年退職後10年目を迎えます。退職の翌日に大学発ベンチャー企業として、世田谷キャンパス内に起業した東京農大発(株)全国土の会もお陰様で順調な経営を続けています。その主な業務は、36年目となる「全国土の会」と12年目の「土壌診断分析研究会」事務局の他、全国土の会会員からの依頼による土壌診断分析、講演・研修会講師、土壌肥料関連のコンサルなどです。コロナ禍の沈静化に伴い講演依頼も元に戻り、それなりに繁多な日々を過ごしています。
 昨年10月11日には、「第12回土壌診断分析研究会」を(株)島津製作所殿町事業所「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」で開催しました。2点の土壌試料による手合わせ分析には、これまで最多の37分析室が参加しました。また、11月14,15日には、4年ぶりとなる従来通りの「第34回全国土の会愛知大会」を愛知県知多郡東浦町の健康の森プラザホテルで開催しました。
 全国土の会では地域土の会の活動も活発化し、直近では1月23日(火)に北海道中富良野町で「ふらの土の会」、3月2日(土)には名古屋市で「中日本土の会」の開催が決定しています。多くの皆様の参加をお待ちしています。
 土壌診断に基づいた土壌改良・施肥管理の実践と国内産肥料資源の活用、それこそが「全国土の会」の目指す環境にやさしい農業です。

          本年も、よろしくお願い致します。
            
              2024年 新春

                東京農大発(株)全国土の会 代表取締役
                全国土の会        会長
                東京農業大学       名誉教授
                  後藤 逸男