新年度、2024年度が始まりました。

2015年4月1日に「全国土の会」や「土壌診断分析研究会」の事務局を主な業務として起業した「東京農大発(株)全国土の会」はちょうど10年目を迎えます。また、この10月で「全国土の会」は平成元年に立ち上げ後36年目を迎えます。これもひとえに「全国土の会」会員皆様方のご協力・ご支援のお陰です。改めまして、感謝申し上げます。

2012年1月に立ち上げました「土壌診断分析研究会」もお陰様で手合わせ分析に参加頂く土壌診断室が増えてきました。今年度は従来通りの開催を予定しています。その予定ですが、次のような計画です。
(1)今月下旬に手合わせ分析のご案内と参加申込
(2)5月の連休明けに、手合わせ分析用試料の送付
(3)6月中旬に手合わせ分析結果締め切り
(4)7月に「第13回 土壌診断分析研会」の開催(会場:東京農業大学世田谷キャンパスの予定)

2021年秋からの肥料価格高騰により土壌診断の励行とそれに基づいた施肥管理、家畜糞堆肥や汚泥肥料、生ごみ肥料など国産肥料資源の活用が国策として推進されるに至りましたが、「全国土の会」では設立当初よりそれらを実践してきました。「全国土の会」にとっては、当たり前のことに過ぎません。
国産肥料資源と言えば、上記のようなバイオマス資源が主体のようですが、転炉スラグなどの鉄鋼スラグや最近注目されている溶融スラグ、発泡軽量コンクリート粉末(ALC)などの無機質資源も忘れてはいけません。
「全国土の会」では、農家のための土と肥料の研究会として、本年度も従来の活動を継続しますので、よろしくお願い致します。
また、7月の「第13回 土壌診断分析研究会」に向けて準備を開始しますので、よろしくお願い致します。

2024年4月1日

東京農大発(株)全国土の会 代表取締役
全国土の会        会長
土壌診断分析研究会    事務局長
東京農業大学       名誉教授
 後藤 逸男